STARTUPS JOURNALでは2023年、データ分析や起業家らへの取材を通じて国内スタートアップの動きを伝えてきた。
年の終わりに、記事を通じて日本のスタートアップエコシステムを象徴する動きを振り返っていきたい。
今回は、特に多くの読者に読まれ会話を広げた「反響編」。読み逃した記事があればぜひチェックしてほしい。
タクシー配車アプリを展開するGOがゴールドマン・サックスから100億円を調達するまでを明らかにしたインタビュー。世界トップレベルの金融プレイヤーから投資を勝ち取るまで、交渉のテーブルで何が起きていたのか。中島宏・代表取締役社長が振り返ってくれた。
メディアアーティストとして知られる落合陽一氏の単独インタビュー。落合氏がCEOを務める筑波大学発スタートアップ・ピクシーダストテクノロジーズの上場会見後に実施された。研究開発型スタートアップをめぐる課題から、「そもそも良い世の中とは」という哲学的な話題にまで話が展開していく。
社会課題解決型スタートアップを支援してきたtalikiの中村多伽・代表取締役CEOは、ある金融機関の担当者が放った一言が忘れられない。社会課題の解決を目指す「インパクト・スタートアップ」に向けられがちな「儲からない」という目線。当事者の心境を克明に描く。
「3か月で1,000万ダウンロードを突破」「MIXIから最大約20億円の資金調達」。パワーワードだらけの発表はSNSでも話題に。位置情報共有アプリ・whooの急伸から資金調達までを、運営するLinQへの取材を通じて描く。『バグなんじゃないか』など当時の社内のリアルな会話も明かされる。
資金調達の冷え込みが指摘されている一方で、実際に厳しい環境のなかで調達を目指したスタートアップの奮闘はなかなか伝えられていない。「ウェルネス産業」分野の基幹システム「hacomono」の蓮田CEOに、調達までの道のりや投資家との対話、それに調達に挑む起業家へのアドバイスを聞いた。
YouTubeチャンネル登録者数100万人を超える人気タレントを複数擁するVTuberプロダクション「ホロライブ」。運営会社・カバーの上場は大きな話題を呼んだ。同社の収益モデルや「ファンがファンを呼ぶ」仕組み、それに競合・ANYCOLORとの違いを探っていく。
民間初の月面着陸に挑んだ宇宙スタートアップ・ispace。着陸を間近に控えた時期の上場に、東証の記者会見場は報道陣でごった返した。前例なき上場を分析する。同社が早ければ2024年冬に実行する再チャレンジについては、こちらの記事で詳報している。