自然エネルギー発電所の発電事業などを行う自然電力と、福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE」を運営するADVASAが新規ランクインを果たし、ランキング10位以下に変化が生じた。自然電力は自然エネルギー発電設備の設計、建設を手掛けており、自然エネルギーの普段使いを可能にするための太陽光電池や蓄電池の導入にも力を入れている。評価額は1,031億円で、今回のランキングでは11位にランクインした。福利厚生ペイメントシステム「FUKUPE」を運営するADVASAは、20位に新規ランクインを果たした。「FUKUPE」は、勤怠管理システムと連携することで、働いた分の給与相当額をいつでも受け取ることができるプラットフォーム。デジタルで受け取った給与をそのままキャッシュレスに決済でき、現金が必要なときはATMで引き出すことが可能だ。同社は2022年4月に、累計20億円の資金調達を発表し、評価額は578億円となっている。線虫および線虫嗅覚センサーを利用したがん検査「N-NOSE」を開発するHIROTSUバイオサイエンスの評価額は、先月から微増し1,042億円となり、ひとつ順位を上げて10位にランクインした。
累計資金調達額で先月から大きな変化があったのは、構造タンパク質素材「Brewed Protein」を開発するSpiberだ。約105億1,000万円の調達を登記簿より新たに確認し、累計資金調達額は約1,205億5,000万円となった。累計資金調達額が200億円を超えている企業は8社あり、全ての企業が2021年以降に調達している。また、評価額が1,000億円以上の上位11社のうち、スマートニュース、Spiber、TBM、Mobility Technologiesの4社は累計資金調達金額が300億円を超えている。
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