ランキングレポート

国内スタートアップ評価額ランキング最新版(2022年3月)

2022-03-08
STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部

Global Mobility Serviceが新規ランクイン

2022年3月の国内スタートアップ評価額ランキングでは、Global Mobility Serviceが20位に新規ランクインを果たした。他ランクイン企業の顔ぶれに変化はないものの、HIROTSUバイオサイエンスアストロスケールホールディングスの評価額が若干上昇した。企業評価額が1,000億円を超えている企業は10社で、ランキングの半数を占めている。リキッドグループは、2022年2月に公表した暗号資産取引プラットフォーム「FTX.COM」を運営するFTX TradingからのM&Aを3月に入り実行し、ランキングから除外された。登記簿より、HIROTSUバイオサイエンスの2022年1月末の資金調達を新たに確認し、評価額が先月より約1億円上昇した。アストロスケールホールディングスは登記簿より約8億3,000万円の資金調達を確認。評価額は995億円となった。同社は2月、欧州宇宙機関(ESA)元長官であるヤン・ヴァーナー氏と、弁護士の野口祐子氏が社外取締役に就任したことを発表。両名は成長戦略、技術ロードマップ、法規制、事業開発、内部ガバナンスに関する助言を行う。

累計資金調達金額を伸ばしたのは3社

今月は、先述したHIROTSUバイオサイエンスアストロスケールホールディングスに加え、HIKKYの計3社の累計資金調達金額が増加した。世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」を運営するHIKKYは、メディアドゥを引受先とする5億円の第三者割当増資を実施し、同時に資本業務提携を締結した。これにより累計資金調達金額は70億円に到達。調達した資金は自社で開発するスマートフォン及びPCブラウザ上で動くVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud」を中心としたVR関連サービスの開発体制の強化や組織基盤強化などに充当するとしている。

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【2025年上半期】国内スタートアップ投資動向レポート

日本のスタートアップは、世界の経済動向や技術の進化に対応しながら、状況を変化させている。2025年上半期の資金調達金額は速報値で3,810億円で着地し、未だ調達環境が良くなってきているとは言えず横ばいの状態だった。米国では、前期に続きAI関連企業への集中が顕著で、PitchBookのデータによると、2025年Q1時点でAIへの資金調達額は全体の約7割に達している。こうした環境の中で、日本の国際競争力を高めるために注力すべき成長産業は何か。本レポートでは、日本の成長産業の変化を捉え、今後の成長の可能性を分析する。これからの日本の経済成長の鍵を見出すために、本レポートが一助となれば幸いである。

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