ランキングレポート

国内スタートアップ評価額ランキング最新版(2022年2月)

2022-02-08
STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部

Spiberが5位に浮上、アストロスケールホールディングスの評価額は213億円上昇

2022年2月の国内スタートアップ評価額ランキングでは、先月からランクイン企業の顔ぶれに変化はなかった。一方、Spiberアストロスケールホールディングスをはじめ、合計5社が先月から評価額を伸ばしている。

登記簿より、Spiberの2021年12月末に40億円の資金調達を新たに確認し、評価額が先月から約39億円上昇している。同社は国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2021年1月-12月)において、2021年の年間資金調達金額のトップの座を占めている。

 

アストロスケールホールディングスは、2022年1月に8億円超の資金調達の実施および、2021年11月以降に優先株式による資金調達を登記簿から確認した。また、発行株式数の増加と発行価格の上昇により、先月から評価額を213億円伸ばしている。

さらに、2022年1月、同社の子会社であるアストロスケール三菱UFJ銀行日本政策金融公庫より、融資による30億円の資金調達を実施。今後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による商業デブリ除去の技術実証を遂行していく方針だ。

 

また、ヘイは新株予約権の発行により22億円の評価額の上昇を確認したものの、アストロスケールホールディングスと順位が入れ替わる形で13位にランクインしている。同社は商売のDX支援プラットフォーム「STORES」シリーズを提供しており、誰でも簡単に本格的なネットショップが作成できる「STORES」、ネット予約システム「STORES 予約」、持ち運び型決済デバイス「STORES 決済」などを展開している。

新たに5社が累計資金調達金額を伸ばす

今月は、ランクイン企業の中のスマートニュースSpiberHIROTSUバイオサイエンスビットキーatama plusの5社、累計資金調達金額の増加を確認した。

HIROTSUバイオサイエンスは、登記簿から7,000万円を調達しているのを確認し、52億4,000万円に累計調達金額を伸ばした。また、2021年1月にも、久留米リサーチ・パークを引受先とする第三者割当増資を実施。今回調達した資金は、「N-NOSE」のより一層強固な検査体制の構築に充て、サービス価値向上を図っていくとしている。

 

ビットキーは、2022年1月に24億円の資金調達を実施していたことが登記簿から明らかになった。同社は、特許を含む独自技術で構築されたコアテクノロジーであるデジタルコネクトプラットフォーム「bitkey platform」を基盤として、多くのサービスを提供する。

 

atama plusも同じく、登記簿から2021年12月における11億7,300万円の資金調達を確認している。同社はAIで学習を個別最適化する「atama+(アタマプラス)」を全国の塾・予備校に提供している。

また同社は、今後の事業拡大とそれに伴う従業員数の増加を見据えて、2021年12月13日にオフィス「atama park」を麻布十番に移転した。

ランクイン企業のピックアップニュース

HIKKY

世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」が「Ruby biz Grand prix 2021」大賞を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000034617.html(2022.01.12)

 

アストロスケールホールディングス

アストロスケール、NEDOによる研究開発支援の「SBIR推進プログラム」に採択
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000067481.html(2022.01.18)

 

SmartHR

SmartHR、新会社「Nstock(エヌストック)」を設立
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000162.000015987.html(2022.01.24)

 

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