2021年10月の国内スタートアップ評価額ランキングでは、atama plusが新規ランクインを果たした他、TBM以降のランクイン企業は、PaidyのEXITにより、先月のランキングから順位が一つずつ上昇した。また、スマートニュースの企業評価額が2,000億円を突破した。atama plusはAIによる学習システム「atama+」を提供するスタートアップ。2021年7月には、DCMとジャフコグループに加え、シンガポールの政府系ファンドであるPavilion Capitalと米運用会社大手のT. Rowe Priceなどを引受先とした、総額51億円のシリーズBラウンドの資金調達を実施。累計資金調達金額は約82億円となっている。スマートニュースはシリーズFラウンドにおいて総額251億円の資金調達を実施。引受先にはPrinceville Capital、Woodline Partners、ACA Investments、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、Green Co-Invest Investment、Yamauchi No.10 Family Office、SMBCベンチャーキャピタルが参画している。この調達を通して、今後は米国展開をさらに加速させるとしている。
Spiberが大型調達を実施し累計資金調達金額が1,000億円を突破した。その他スマートニュース、ネットプロテクションズホールディングス、ispaceの計4社の累計資金調達金額が増額している。Spiberはカーライルと海外需要開拓支援機構を主な割当先とする244億円の第三者割当増資、三菱UFJモルガン・スタンレー証券をアレンジャーとした事業価値証券化 (Value Securitization)による100億円の調達により総額344億円の資金調達を実施した。構造タンパク質素材「Brewed Protein」のグローバルな量産・販売網の強化に努めていく予定だ。
スマートロックサービス「bitlockシリーズ」を提供するビットキーがSHIFTとの資本業務提携を発表。ビットキーが発行する30億円分の転換権付き優先株を第三者割当増資に応じる形で引き受けた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2773E0X20C21A9000000/(2021/09/27)
投資顧問会社MY.Alpha Managementを引受先とする約10億円の第三者割当増資を実施。事業拡大にむけた新規機能開発とプロモーション活動の強化に対応するための財務基盤強化等に活用するとしている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000258.000022451.html(2021/09/24)STARTUP DBでは次月以降も引き続き、国内スタートアップ評価額ランキングと主要トピックに関する記事をリリースしていく。
スタートアップエコシステムにおける事業会社や投資家などのエコシステムビルダーの皆様と、国内スタートアップに対して、それぞれが信頼できるパートナーとのアライアンス機会の創造をサポートする法人向けプラン。また、成長産業に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」内のさまざまな機能をアップグレードしてご利用頂けます。