2016年設立で、給与前払いシステムを提供するスタートアップ。同社のサービスは「前払いできるくん」であり、企業や従業員のための福利厚生サービスである。サービスの特徴として、企業側によるサービスの準備資金・導入費用・運用費用が全くかからず、導入から1週間で利用可能。従業員は前払いを受けるだけでなく、入会審査や上司の許可無しで給与を前払いによって受け取れる。2019年4月に上記金融機関から総額12億円の資金調達を実施。調達資金は、10連休のサービス利用者急増の対応に充てられる見込みだ。
2013年設立の同社は、製造業向けのIoT・AI化を推進を手がける。企業の業務ヒアリングや目標の設定から、データ収集・人工知能による解析までを、ワンストップで提供する。同社の「SkyAI」は、センサデバイス等で収集したデータから、正常異常などの判定結果を提供するサービス。2019年4月には8,6億円の資金調達を実施。国内だけでなく海外も含めた優秀な人材の採用を強化と製造業向けAI開発ツールの充実をはかり、製造現場へのAI導入の推進を進めていく。
2013年に、エス・エム・エスの創業、取締役の経験をもつ山本徹氏によって設立。グローバル市場における食の流通に関するプラットフォーム構築を目指すスタートアップ。鮮魚専門店における小売事業では、寿司・刺し身のケータリングサービス「sakana bacca(サカナバッカ)」の提供を行う。また、飲食店専門の鮮魚卸売ECサービスとして「魚ポチ」を関東を中心に展開を図っている。4月には総額5億円の資金調達を実施。ビジョン実現に向けた組織強化、システム強化、及び物流機能の強化に取り組んでいく見込みだ。
2014年に設立された光学・電気技術を用いた医療機器・検査測定機器の製造や販売を行うスタートアップ。同社はマイクロニードル事業、センサー事業、光学系機器事業と3つの事業展開を行う。中でもマイクロニードル事業は、2016年より千葉大学、北海道大学により開発された光渦レーザー加工技術を独占的に実施承諾を受け展開。世界で初めての中空型のホローマイクロニードル開発を行なっており、この技術によって無痛での注入が可能になるだけでなく、皮膚に針自体が溶けるため、廃棄問題の解決にもつながる。また従来技術では難しかった量産化も期待される。4月に総額3.4億円の資金調達を実施。今回の資金調達より、シミックCMOと資本提携を結び、マイクロニードルを応用した技術開発や技術ライセンス供与による事業化を目指す。
同社は2018年11月から、フリーランスと企業をつなぐスキルシェアサービス「Workship」の提供を行う。フリーランスと企業・プロジェクトをマッチングするプラットフォームであり、2019年4月現在、登録会員数約4,500人、累計利用企業数は180社以上にのぼる。また、コワーキングスペース検索サービスの「Workship SPACE」、フリーランス向け情報メディアの「Workship MAGAZINE」を展開。4月にはXTech Venturesより2億円の資金調達を実施。今回の資金調達を通じて、「Workship」の更なる拡充とブランディングの強化、事業拡大を図っていく。