ニュースサマリー

ライドシェアサービスを運営するnewmo、シリーズA 1stクローズで100億円超の資金調達を実施。脱炭素化の研究・開発を行うアイ・グリッド・ソリューションズ、三菱UFJ銀行から30億円の資金調達。【最新スタートアップニュース】

2024-07-16
STARTUPS JOURNAL編集部
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▼トピックス

・ライドシェアサービスを運営するnewmo、シリーズAラウンドファーストクローズで100億円の資金調達を実施!タクシー事業者への資本参画やライドシェア事業の立ち上げを加速させる方針。

・脱炭素化の研究・開発を行うアイ・グリッド・ソリューションズ、30億円の資金調達を実施!全国に拡充している分散型の太陽光発電施設での再エネを最大限に活用し、地域の脱炭素化を推進する方針。

・ディープテック・スタートアップ支援に特化したファンド、リアルテックファンド4号がセカンドクローズを完了!リアルテックファンドの運用総額は国内外を併せて300億円規模となった。

ライドシェアサービスを運営するnewmo、シリーズA 1stクローズで100億円超の資金調達を実施

ライドシェアサービスの運営を行うnewmoは、シリーズAラウンドのファーストクローズにおいて、既存投資家を含む複数の投資家からの第三者割当増資により100億円超の資金調達を実施することを発表した。これにより、newmoの累計資金調達額は120億円を超える見込みであるという。

newmoは2024年1月に設立されたスタートアップで、地域交通の課題を解決するためにタクシーおよびライドシェア事業を展開している。2024年3月には大阪でタクシー事業を営む岸交、7月には同じく大阪の未来都の経営権を取得し、現在newmoグループの保有タクシー車両数は646台で、大阪府内のタクシー事業者としては5位の規模を誇るという。

今回調達した資金で、タクシー事業者への資本参画やライドシェア事業の立ち上げを加速させる計画だそう。また、運行管理システムやドライバー向け・利用者向けアプリのプロダクト開発にも注力し、2025年度中には全国主要地域への展開、タクシー車両数3,000台、ドライバー数1万人を目指しているという。

脱炭素化の研究・開発を行うアイ・グリッド・ソリューションズ、三菱UFJ銀行から30億円の資金調達を実施

脱炭素課題を解決するためのGX ソリューション事業を展開するアイ・グリッド・ソリューションズは、PPA発電所の設備開発のために、三菱UFJ銀行から30億円の資金調達を行ったと発表した。今回の調達により、同社の累計調達額は約260億円に達したという。

アイ・グリッド・ソリューションズは、施設の屋根上を活用した太陽光PPAを推進しており、小売店や商業施設、物流施設等にて全国約950施設、約220MWの太陽光発電設備を開発している。従来のPPAモデルでは屋根面積に対して設置可能なパネル規模が小さかったが、同社は独自のAI技術を活用し、余剰電力の需給調整を行う「余剰電力循環スキーム」を構築したという。これにより、施設屋根全面へのパネル設置が可能となったそう。

今後、アイ・グリッドは、全国に拡充している分散型の太陽光発電施設での再エネを最大限に活用し、地域の脱炭素化を推進するそう。2027年6月までに約2,500施設、累計約600MWの非FIT太陽光発電所の建設を目指し、再エネ自給率の向上を図る計画であるという。

リアルテックファンドが4号ファンドをセカンドクローズ

UntroD Capital Japanは、シード・アーリーステージのディープテック・スタートアップ支援に特化した4号ファンド「リアルテックファンド4号投資事業有限責任組合(RTF4号)」のセカンドクローズを完了したと発表した。今回のクローズにより、RTF4号パートナーの半数以上が既存ファンドからの継続出資となったという。

RTF4号のセカンドクローズにより、リアルテックファンドの運用総額は国内外を併せて300億円規模に達するという。新たに参画したパートナーとしては、愛知県に本社を置く大手鋳造設備メーカーの新東工業が加わり、ファンドのエコシステムのさらなる拡大を目指すそう。

RTF4号は、日本全国のディープテック・スタートアップを対象に、バイオ、航空宇宙、エレクトロニクス、アグリ/マリン、環境/エネルギー、新素材などの領域でシード・アーリーステージを中心に投資する。今回の資金調達により、地域からグローバルに活躍するスタートアップの育成を進めるエコシステムの構築を目指すという。

注目の資金調達企業

newmo

調達額:100億円
備考:シリーズAファーストクローズ / 累計調達額は120億円 / 投資家名はファイナルクローズ後に公開予定

アイ・グリッド・ソリューションズ

調達額:30億円
調達先:三菱UFJ銀行
備考:累計調達額は260億円

ElevationSpace

調達額:14億円
調達先:Beyond Next Ventures3号投資事業有限責任組合 / CSP2号投資事業有限責任組合 / FFGベンチャー3号投資事業有限責任組合 / グローブアドバイザーズベンチャーズ / ニッセイ・キャピタル13号投資事業有限責任組合 / ニッセイ・キャピタルサステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合 / 仙台銀行 / 宇宙フロンティア2号投資事業有限責任組合 / 宮城第一信用金庫
備考:シリーズAラウンド

GOKKO

調達額:11億円
調達先:ジャフコグループ / 日本テレビ放送網 / その他既存投資家
備考:シリーズBラウンド

Shizen Connect

調達額:8億6,000万円
調達先:JERA / 北海道電力 / 北陸電力 / 四国電力 / 新日本空調 / 東京ガス / 東急不動産 / 西日本鉄道 / 自然電力
備考:累計調達額は13億6,000万円

注目のスタートアップニュース

リアルテックファンドが4号ファンドをセカンドクローズ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000036405.html (2024/7/8)

Hacobu、経営体制強化。執行役員CEO室長、執行役員CHRO就任のお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000233.000018703.html (2024/7/11)

ispace、金融機関各行より総額100億円の新規資金を調達
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000140640.html (2024/7/12)

資本業務提携ニュース

タイムリープ × グローリー

金融業界およびその他サービス業の省力化・省人化を支援する方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000059684.html (2024/7/10)

チケミー × J.フロントリテイリング

NFTチケットプラットフォーム「TicketMe」において、チケット販売者及び購入者がより便利に活用できるような機能拡張・施策展開をより強化する予定だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000103622.html (2024/7/11)

スポンサーズブースト × FCE

学生の挑戦支援と新卒採用強化に向けて協働開始していく方針だ。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000029370.html (2024/7/11)

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