ランキングレポート

国内スタートアップ想定時価総額ランキング最新版(2021年3月)

2021-03-10
STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部

GVEがユニコーン企業に、ネットプロテクションズホールディングスが13位に新規ランクイン

2021年3月の想定時価総額ランキングでは、GVEが558億円から1,117億円に時価総額を大幅に伸ばし、6位に浮上し、ユニコーン企業となった。

GVEは、中央銀行が発行するデジタル通貨の基盤となる安全性の高い技術"EXC"を使ったキャッシュレス決済のシステムの開発に特化したスタートアップ。ネパール政府と特別目的会社を設立し、同システムの事業化を計画している。また他にも他社のIT技術を採り入れたプラットフォームの開発にも取り組んでいる。

未回収リスク保証型の後払い決済サービス「NP後払い」の運営を行うネットプロテクションズの親会社であるネットプロテクションズホールディングスが新規ランクインを果たした。ネットプロテクションズホールディングスは、2021年2月にジェーシービーから約60億円の資金調達を実施。その情報はまだ登記簿には反映されておらず、今後の想定時価総額の変動に注目したい。

ネットプロテクションズホールディングスは、テクノロジーを活用して新しい信用を創造する「Credit Tech」のパイオニア企業として、あらゆる商取引を円滑にしていくことを目指している。

同社は、2002年より日本で初めて未回収リスク保証型の後払い決済サービス「NP後払い」の提供を開始。現在では、累計利用件数が1億8,000万件を突破している。

また、同社は「NP後払い」のほかにも、「NP後払い」により培った独自の与信ノウハウとオペレーション力を企業間取引向けに展開した「NP掛け払い」や、購買体験がこれまでより快適になる新しいカードレス決済「atone(アトネ)」などを展開している。

2021年3月12日追記:ネットプロテクションズホールディングスはこれまで調達金額の具体的な開示を一度も行っていなかったため、登記簿を取得していなかった。想定時価総額はジェーシービーの調達を実施する前の額となる。

累計資金調達金額に大きな変化はなし

先月の想定時価総額ランキングTOP20企業のうち、6位にランクアップしユニコーン企業となったGVEと、13位に新規ランクインを果たしたネットプロテクションホールディングス以外に大型の調達による累計資金調達金額の変化はみられなかった。

STARTUP DBでは次月以降も引き続き、想定時価総額ランキングと主要トピックに関する記事をリリースしていく。

 

【2025年上半期】国内スタートアップ投資動向レポート

日本のスタートアップは、世界の経済動向や技術の進化に対応しながら、状況を変化させている。2025年上半期の資金調達金額は速報値で3,810億円で着地し、未だ調達環境が良くなってきているとは言えず横ばいの状態だった。米国では、前期に続きAI関連企業への集中が顕著で、PitchBookのデータによると、2025年Q1時点でAIへの資金調達額は全体の約7割に達している。こうした環境の中で、日本の国際競争力を高めるために注力すべき成長産業は何か。本レポートでは、日本の成長産業の変化を捉え、今後の成長の可能性を分析する。これからの日本の経済成長の鍵を見出すために、本レポートが一助となれば幸いである。

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