2022年1-9月の国内スタートアップ資金調達金額ランキングでは、SkyDrive、アストロスケールホールディングス、Ubieが新規ランクインを果たした。さらに、先月のランキングで13位にランクインしていたアンドパッドは122億円の調達を発表し、3位に浮上した。空飛ぶ車「AIR MOBILITY」を開発するSkyDriveは、2022年9月に第三者割当増資と銀行融資により96億円の資金調達を実施。シリーズCラウンドとなる本調達には、SCSK、関西電力、近鉄グループホールディングス、スズキ、損害保険ジャパン、東京海上ホールディングス、豊田鉄工、日本化薬、日本発条、ペガサス・テック・ベンチャーズ、三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、りそなグループの計13社が参加。同社は現在、2025年の大阪・関西万博開催時に、大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指し、2人乗り機体「SkyDrive式SD-05型」(「05」)の開発を進めている。宇宙機の安全航行を目指し、スペースデブリ(宇宙ごみ、デブリ)除去サービスを開発するアストロスケールホールディングスは、三菱UFJ銀行と50億円の融資契約を締結し、15位に新規ランクインした。また、その他に登記簿より確認した調達を合わせ、2022年1月から9月までの調達金額は58億3,000万円となった。今後は、スペースサステナビリティに関しての意識の高まりと共に増加する同社サービスに対する需要に応え、今回の融資契約を通じて開発を加速していく方針だ。Ubieは、AI問診サービス、診察サポート機能を持つ高機能問診票アプリ「AI問診ユビー」を運営するスタートアップだ。登記簿より資金調達を確認し、1月から9月の調達金額は54億6,000万円となった。クラウド型建設プロジェクト管理アプリ「ANDPAD」などを提供するアンドパッドは、2022年9月、シリーズDラウンドにおいて総額122億円の資金調達を実施した。本調達は、Minerva Growth Partnersをリード投資家とし、米国機関投資家、T. Rowe Price、グロービス・キャピタル・パートナーズ、DNX Ventures、ジャパン・コインベスト、日本政策投資銀行、フォースタートアップス、三菱UFJ銀行、商工組合中央金庫が参加した。本調達と今後の戦略的な投資領域に関する基本方針を“ANDPAD Second Act”と位置付け、6つの戦略的投資を推進するとともに、建設業界全体の課題解決を目指していく。
トップ20にランクインしている企業のうち、累計資金調達金額が100億円を超えている企業はアルム、LegalForce、アンドパッド、ティアフォー、Spiber、ソフトバンクロボティクスグループ、SkyDrive、クリーンエナジーコネクト、AIメディカルサービス、テラドローン、Synspective、CureApp、UPSIDER、Rapyuta Robotics、アストロスケールホールディングスの15社だ。2022年10月6日時点で、2022年9月における資金調達金額の中央値は1億9,828万円、平均値は5億745万円、資金調達合計金額は426億2,596万円となった。(一部融資や社債での資金調達を含む)
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医師の成長を支援する手術ライブ配信サービス「OPE shares」を提供開始 〜名医から若手医師への技術伝承を支援〜https://www.allm.net/2022/09/30/15918/(2022/09/30)STARTUP DBでは次月以降も引き続き、国内スタートアップ資金調達金額ランキングと主要トピックに関する記事をリリースしていく。
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