ニュースサマリー

【10月第4週資金調達サマリー】クラウド配送システムのオプティマインドが10億1300万円の調達など

2019-10-28
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STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部

注目の大型資金調達

オプティマインド

調達額:10億1300万円調達先:トヨタ自動車 /MTG Ventures / グローバル・ブレイン

食品の製造および販売を行う中小企業の支援、活性化を目的とし、主な事業として「中小企業活性化ビジネス」を運営している。中小企業組合せ最適化、機械学習、統計などの技術を用いて、"どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか"という配送計画の領域を中心に事業を展開している。 同社の開発・提供するSaaSモデルによるAI最適配車クラウドサービス「Loogia」はラストワンマイル(物流の最終拠点からエンドユーザーである届け先)向けのクラウドの配車・配送計画システムである。同システムは大手企業(東京海上、ブルボン)と連携し、提供されたデータを元に強化を図っている。

MNTSQ

調達額:8億円調達先:PKSHA Technology / 長島・大野・常松法律事務所

未来の社会インフラとなるリーガルテックをかたちにすることを目指し、日本における法律事務所及び一般企業の法務関連業務を変革するサービスの開発をしているスタートアップ。PKSHAの子会社であるBEDOREよりスピンアウトして設立された。MNTSQは法律事務所向けに法務デュー・ディリジェンス業務(M&Aを実施する際に、買収ターゲットの法的リスクを明らかにする業務)を効率化するプロダクトを提供している。現在、契約書の内容を機械学習技術で解析し、基本的な情報の整理や危険な条項の検出を自動で行うことが可能となっている。これにより、法律事務所のサービスにおける作業アウトプットの精緻化や業務の効率化を図っている。

アップセルテクノロジィーズ

調達額:6億円調達先:ペガサス・テック・ベンチャーズ / エボラブルアジア

テレマーケティング、インサイドセールスなどのアウトソーシング事業を行うスタートアップ。創業時より提供するコールセンターサービス「RYO-CALL」が主要サービスである。月間300万件を超える通話データのAI技術による解析、自社雇用・長期雇用を通した、コミュニケーションスキルの高いオペレーターのアサイン、そして、独自の運用ノウハウを強みとしてる。この他にも、AI・有人を融合したチャットサービスの「RYO-TALK」や、顧客データの分析を通して、スクリプトの自動生成・運用状況の計測を行うAIシミュレーター「RYO-DATA」の提供・開発を行っている。

Space BD

調達額:3.8億円調達先:SMBCベンチャーキャピタル / みずほキャピタル / みずほ銀行 / アニヴェルセルHOLDINGS / 三井住友銀行

2017年に日本初の宇宙商社として、商業的アプローチにより宇宙産業の発展に貢献することを使命に設立されたスタートアップ。発足以来、JAXA初となる国際宇宙ステーション「きぼう」からの衛星放出事業や、船外実験装置利用事業にて連続で事業者選定された、唯一の企業として事業を展開している。欧米企業の寡占状態となっている超小型衛星打上げサービスのグローバル市場において、日本の打上げ手段の最大活用を前提とした世界のトップグループ入りを目指す。

ワンキャリア

調達額:資金調達額非公表調達先:PKSHA Technology / UB Ventures / スパークス・グループ / 佐藤裕介 / 高木新平 / 他、個人投資家からも調達

データをテクノロジーによって可視化し、透明性のある社会を創るというビジョンを掲げ、2015年に創業されたスタートアップ。主な事業として、学生のための就職活動サイト「ONE CAREER」を運営している。同社はITによるユーザーと企業のマッチングを図り、日本企業の生産性の最大化を図っていく。「ONE CAREER」の強みは、4万社以上の企業情報に加え、14万件以上の通過ES、選考体験談、志望動機や、6万件を超える企業説明会やインターンシップのクチコミ等、学生が真に求めているコンテンツを多く掲載している点だ。学生目線でのリアルな情報を可視化することで、就活マーケットの透明化のための活動を行う。

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