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「採用を科学的に考える」スタートアップの人事責任者が、ビズリーチの「HRMOS採用」を導入した背景

2023-03-08
STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部

創業期のスタートアップにとって最大の関心事は「サービスやプロダクトが市場に受け入れられるか」だろう。しかし、この難関を越えたあとにも更なる課題が待っている。採用だ。

2019年設立で、“自然の中にもう一つの家を持つ”セカンドホーム・サブスクリプションサービス「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」を運営する「SANU」も採用を強化するスタートアップの一つ。同社の桑原孝典・人事統括本部長が採用管理システムとして活用するのがビズリーチ社「HRMOS採用」だ。スタートアップであるSANUが、限られた人事関連予算を有料の採用管理システムに投資した理由は何か。背景には「採用を科学的に考えて改善したい」という戦略があった。

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情報入力作業「ゼロに」

桑原が人事統括本部長としてSANUにジョインしたのは2022年9月。当時、SANUは無料で使える採用管理システムを利用していたが、すぐにHRMOS採用への切り替えを提案したという。

「当時使用していた採用管理システムでは採用プロセスが可視化しづらいという課題がありました。入社後すぐに次年度予算を策定するタイミングが訪れたため、HRMOS採用に変えようと切り出しました」

HRMOS採用はビズリーチ社が提供する採用管理システム。候補者との連絡や社内の面接担当者との日程調整・面接評価、それに人材紹介会社とのやりとりなどをまとめて一元管理できる。応募経路や求人に応じた通過率なども「見える化」され、採用活動を分析することもできる。

桑原は、導入によって人事担当者としての業務を大幅に効率化できたと話す。

「以前は、求人媒体から応募があった時に、候補者情報が管理システムに自動で反映されない不都合がありました。氏名のみしか自動で反映されないといったように。また候補者様から送られてくる職務経歴書はダウンロードしてアップし直さなければいけないなどの手間も発生し、応募が増えるほど非効率的かつ無駄な作業が増えてしまう。この課題をHRMOS採用で解決できたのが良かったです。特にビズリーチからの情報連携が一気通貫でできるため(作業効率は)全然違います」

桑原はSANUで唯一の人事担当者でもある。労務や制度設計業務なども手掛けるなか、「情報入力作業で応募者一人当たり10分から30分かかっていたのがゼロになりました」と効果を実感している。

取材に応じるSanuの桑原孝典・人事統括本部長

「採用を科学的に考えるかが肝」

SANUは長野県や山梨県など、都心から約1時間半~3時間の範囲にある自然豊かな場所に複数の「SANU 2nd Home」を保有し、月額55,000円でどこでも滞在可能にするサービスを提供する。サービス開始からおよそ1年強経ったが、会員登録は予約待ちという人気ぶりだ。

サービスの拡大には、人員増強も欠かせない。桑原によると、用地仕入れや建築のプランニングを担う人材を獲得しているという。不動産デベロッパーや建築事務所などの出身者も多い。専門性の高い人材を採用する必要があり、かつカルチャーへの共感も重要視しているため、「採用に妥協はできない」と桑原。採用面接においてもHRMOS採用の機能を活用している。

「面接官の評価は採用基準に直結しますから、一定程度の均質性を保ちたい。その点、HRMOS採用はカスタマイズできるのが良いですね。例えば評価項目は自由度も比較的高くて、(評価内容を)記述式にできたり、プルダウンで3段階評価にできたりします」

スタートアップであるSANUの人事予算は、決して大企業ほど潤沢ではない。予約待ちの利用者に応えるためのキャビンの増設といった優先事項もあり、人事予算にも限りがある。それでも桑原は有料であるHRMOS採用の導入を決めた。採用活動には「分析と改善」が欠かせないと考えたからだ。

「SANUは有難いことに注目いただくケースも多く、求人媒体での露出が増えれば応募も増加します。ただ、応募数が増えても、残念ながらスキルやカルチャーにフィットしないと、双方にとって有意義な時間にならない。その点、応募経路や求人別の通過率など、定量的な指標を可視化し、分析し、互いにとって有意義なご縁とする必要がありました」

HRMOS採用には、ビズリーチ社が保有する他社の事例が共有されたり、専任のコンサルタントが採用課題の解決に向けて伴走してくれたりするといった特徴もある。

「年齢層、職種ごとにマーケットではどういうニーズや報酬体系になっているかを教えていただき、一緒に手立てを考えています。ビズリーチ社は人材マーケットの情報を解像度高く持たれているので、情報の提供や協働は今後も期待したい部分です」

入社後すぐにHRMOS採用を導入した桑原。切り替えには「一手間かかった。RPO(採用代行事業者)も同時に導入し、一緒に作業を手伝ってもらった」と振り返る。「データ移行作業が発生するほどの会社であれば、最初から導入しておくのも手だと思います」と桑原は話す。

特に、採用活動の質を高めていきながら、継続的に採用を続けるスタートアップにとっては有効だという。

「応募者情報を一元管理したいだけ、ならば無料のツールだけでも大丈夫だと思います。採用を科学的に考えているかが肝です。分析して、改善につなげたい企業様には導入検討をお勧めしたいです」

SANUは組織としてのミッション・ビジョン・バリューを昨年12月に再構築したばかり。こうした価値観や事業計画に基づいて今後も採用を進めていく。HRMOS採用で効率化を図ったうえで、面接での質問や評価項目の設定など、質の向上も図っていく方針だ。

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