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・対話型音声AI SaaSのIVRy、シリーズCで30億円の資金調達を実施!セールス&マーケ、そしてAIエンジニア人材の採用強化。
・AI店舗支援SaaS「口コミコム」を運営するmov、シリーズBファーストクローズで15億円の資金調達!既存事業のさらなる伸長を見据えた組織基盤と開発体制強化。
・「製造AIと完全自動化で製造現場の常識を変える」アルムが総額7.6億円の資金調達を実施!プロダクト開発、海外展開によるさらなる事業拡大へ。
対話型音声AI SaaSを提供するIVRyは、5月23日、シリーズCの第三者割当増資により、総額30億円の資金調達を実施した。今回の調達により、累計資金調達額は49.5億円となった。
シリーズCラウンドでの資金調達は、ALL STAR SAAS FUNDをリード投資家として、フェムトグロース・スリー投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル、BRICKS FUND TOKYO1号投資事業有限責任組合、ブーストキャピタルが引き受けた。
IVRyは、電話を起点としたAIプロダクトを展開しており、企業の規模や業種を問わず、安価に誰でも利用できる電話DXサービスを開発・提供している。同サービスでは、電話応答の分岐を自由に設定でき、AI自動応答・SMS返信から顧客管理まで、フロントオフィスの業務をサポートしているという。
資金調達を通して、今後はさらに多くの事業者へ電話DXを通じた業務効率化を提供すべく、利用事業者拡大に向けたマーケ&セールス費用として活用するという。また、音声コンパウンドAIシステム基盤を実現するために、AIエンジニア人材の採用の強化を進める計画だそう。
口コミサイトの一括管理ツールを運営するmovが、5月21日に、シリーズBファーストクローズで総額15億円の資金調達したことを発表した。今回の資金調達により、累計調達額は35億円を突破した。
今回の調達は、Coral Capitalをリード投資家とし、SMBCベンチャーキャピタル、千葉道場ファンド、KDDI新規事業育成投資事業有限責任組合、NTTドコモ・ベンチャーズ、楽天キャピタル、i-nest capitalなど全既存株主を引受先とした第三者割当増資によるものである。
「口コミコム」は、AIを活用して顧客の口コミ分析をすることで、口コミの情報を活かした店舗改善・集客増加を目指している。さらに、インバウンドに有効なサイトとも連携しており、口コミの言語別分析やインバウンドにおけるMEO対策も可能である。
今回の資金調達は、既存事業のさらなる伸長を見据えた組織基盤の強化、特にAI機能含むプロダクト改善のための開発体制強化に充てられるそう。また、シリーズBセカンドクローズおよびデッドファイナンスについても進行しており、さらに事業成長を加速させていく計画だという。
シードステージのベンチャーキャピタル Coral Capitalが5月23日、クロスファンド投資を可能にするファンド「Coral Capital IV」を250億円で組成完了したことを発表した。今回のクローズをもって、Coral Capitalが運用するファンド総額は約600億円にまで拡大した。
2021年設立の3号ファンドでは、起業家が事業を成長させることに専念できる状態にすることを目的としてファンド運用期間を最長14年までと長めに設定していたという。今回の4号ファンドでは、この特徴を引き継ぎながら、ファンドをまたいだクロスファンド投資が可能となったという。これにより、従来のファンドで特に有望な成長を見せている企業に対して継続的に投資できるようになるそうだ。同時に、起業家も初めに出資を受けたファンドのドライパウダー(未投資残高)を気にせず、シームレスに追加投資を受けられるようになる。
最長14年まで延長可能なファンドの運用期間とクロフファンド投資の2つの特徴により、4号ファンドは長期的なパートナーとして起業家を支え続けることを目指すという。
調達額:30億円
調達先:ALL STAR SAAS FUND (リード) / フェムトグロース・スリー投資事業有限責任組合 / SMBCベンチャーキャピタル / BRICKS FUND TOKYO1号投資事業有限責任組合 / ブーストキャピタル
備考:シリーズCラウンド / 累計調達額は49億5,000万円
調達額:15億円
調達先:Coral Capital (リード) / SMBCベンチャーキャピタル / 千葉道場 / KDDI新規事業育成投資事業有限責任組合 / NTTドコモ・ベンチャーズ / 楽天キャピタル / i-nest capital
備考:シリーズBラウンド ファーストクローズ / 累計調達額は35億円
調達額:7億6,000万円
調達先:DIMENSION (リード) / ジーネット / 東京センチュリー / DG Daiwa Ventures / 新生企業投資 / ケイエスピー / ほくほくキャピタル / RheosCP1号投資事業有限責任組合 / みずほキャピタル
備考:シリーズAラウンド
調達額:5億5,000万円
調達先:ニッセイ・キャピタル / T&Dイノベーション投資事業有限責任組合 / アニマルスピリッツ
備考:累計調達額は約10億円 (借入を含む)
調達額:5億円
調達先:デライト・ベンチャーズ (リード) / Sony Innovation Fund / 自然キャピタル / Indicator / Moonbase / Plug and Play Japan / Coral Capital / インキュベイトファンド / Kindred Ventures / Myung Won Raymond Jung / 藤原冬樹 / 他エンジェル投資家
備考:累計調達額は7億5,000万円
エディオン<2730>、100億円規模のCVCファンド「Brand New Retail Initiative Fund」を設立
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20240522504129/ (2024/5/22)
グローバルベンチャーキャピタルDGDV、3号ファンドの設立とファーストクローズを発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000076641.html (2024/5/22)
Coral Capital4号ファンドを250億円で組成完了、次世代のソニーやトヨタを生み出す
https://coralcap.co/2024/05/announcing-coral-capital-iv/ (2024/5/23)
宇宙ステーション用ロボットの共同開発で2025年にISSでの実証を目指す方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000080352.html (2024/5/20)
デジタルマーケティング領域におけるソリューション提供やエンターテインメント領域における新たなコンテンツ・IP開発を共同で行う等、連携を強化していく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000112870.html (2024/5/21)
保有する3Dプリンティング技術を、住宅だけでなく様々な用途の建築物に活かすべく開発を加速していく方針だ。
https://www.atpress.ne.jp/news/395456 (2024/5/22)