ニュースサマリー

家具・インテリアのシェアリングサービス「CLAS」運営、クラスが19億円の資金調達など最新のスタートアップニュース

2022-11-07
STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、スタートアップニュースサマリーを発表している。先週は、家具・インテリアのシェアリングサービス「CLAS」を運営するクラスが、インテリアを中心とした耐久財のPaaSプラットフォームを活用した、売掛債権の流動化ならびに銀行融資等により、三井住友銀行りそな銀行Fivotなどから19億円を調達した。今回調達した資金は、商品の仕入れを中心とした運転資本に充当し、取り扱いカテゴリー増強の上、在庫数を2022年10月時点約8万点から2025年までに約22万点に増加する考えだ。また、AIによる文字起こしサービス「Notta」を運営するNottaは、14億円(1,000万USD)の資金調達を実施した。引受先としてGL Venturesが主導し、PKSHA SPARX Algorithm FundLinear CapitalCDH Capitalが参加した。今後は、製品や研究開発への投資を継続するとともに、より多くのユーザーシナリオにおける多様なニーズの充足を図る。ふくおかフィナンシャルグループ傘下のFFGベンチャービジネスパートナーズは、ファンド総額70億円のFFGベンチャー3号投資事業有限責任組合を設立した。今回の新規ファンド設立によってFFGベンチャービジネスパートナーズが運営するベンチャーファンドの総額は220億円となった。

注目の資金調達企業

クラス

調達額:19億円調達先:三井住友銀行 / りそな銀行 / Fivot備考:売掛債権の流動化と銀行融資を含む / 他一行からの融資と外資系投資銀行のスペシャルシチュエーションズに基づく調達

Notta

調達額:14億円調達先:GL Ventures(リード) / PKSHA SPARX Asia Algorithm Fund1号 / Linear Capital / CDH Capital備考:1,000万USD

ROXX

調達額:10億円調達先:One Capital / グローバル・ブレイン / マイナビ / 90s / Branding Engineer備考:シリーズBラウンド

EventHub

調達額:6億5,000万円調達先:ジャフコ グループ(リード) / ユーザベース備考:シリーズAラウンド

Appify Technologies

調達額:5億2,000万円調達先:ANRI / TSIホールディングス / R6B備考:J-KISS型新株予約権の発行 / プレシリーズAラウンド

注目のスタートアップニュース

Uniforce

10名を超える大手監査法人出身の公認会計士がつくった「Uniforce (ユニフォース) -IPOクラウド- 」の正式版をリリース!https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000090278.html(2022/10/31)

FFGベンチャービジネスパートナーズ

FFGベンチャー3号ファンド設立についてhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000079435.html(2022/11/01)

MTG Ventures

中部発、地域課題解決型ファンド「Central Japan Seed Fund」組成のお知らせhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000104023.html(2022/11/01)

資本業務提携ニュース

DOTZ × アイドマ・ホールディングス

DX推進を手掛けるDOTZは営業DXツールを提供するアイドマ・ホールディングスと資本業務提携を締結。両社が支援する顧客層の拡大とサービス内容の強化に注力していく。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000085639.html(2022/11/02)

learningBOX × ベネッセホールディングス

learningBOXベネッセホールディングスが資本業務提携を締結。共同でのシステム・サービス開発と、学校現場での教育データ利活用に向けたCBT化ニーズに応えるサービスの提供を目指す。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000045857.html (2022/11/04)

STARTUP DB先週のリリース記事

【700億円】超高額資金調達を実施する自然電力など、最新のスタートアップニュース(リリース日:2022/10/31)

調達支援サポートのご案内

事業会社やCVCの出資ニーズをもとに、スタートアップ企業に最適な資本業務提携候補をご紹介します。国内外200社以上の事業会社やCVCと情報連携をすることで、出資注力領域や出資可能金額、出資検討期間などの出資ニーズを集約しているこのサービス。スタートアップの資金調達目的やスケジュールに沿った調達可能性がある企業との商談を実現します。

【2025年上半期】国内スタートアップ投資動向レポート

日本のスタートアップは、世界の経済動向や技術の進化に対応しながら、状況を変化させている。2025年上半期の資金調達金額は速報値で3,810億円で着地し、未だ調達環境が良くなってきているとは言えず横ばいの状態だった。米国では、前期に続きAI関連企業への集中が顕著で、PitchBookのデータによると、2025年Q1時点でAIへの資金調達額は全体の約7割に達している。こうした環境の中で、日本の国際競争力を高めるために注力すべき成長産業は何か。本レポートでは、日本の成長産業の変化を捉え、今後の成長の可能性を分析する。これからの日本の経済成長の鍵を見出すために、本レポートが一助となれば幸いである。