2022年4月の国内スタートアップ評価額ランキングでは、ジェネシスヘルスケアが20位に新規ランクインを果たした。また、先月9位にランクインしていたGVEの評価額は1,117億円から2,245億円に大きく上昇し、2位にランクイン。他のランクイン企業の顔ぶれに変化はないものの、アストロスケールホールディングスの評価額が1,000億円を超え、HIROTSUバイオサイエンスを上回る10位に浮上。これにより、企業評価額が1,000億円を超える企業は11社になった。2位のGVEは、中央銀行が発行するデジタル通貨の基盤となる、安全性の高い“EXC技術”を使用したキャッシュレス決済システムの開発を行うスタートアップ。昨年3月から今年の1月にかけての新規の資金調達を登記簿で確認し、評価額が先月よりも1,128億円上昇した。新規ランクインしたジェネシスヘルスケアは自宅でできる遺伝子検査キット「GeneLife」を提供している。「GeneLife」を使用して遺伝子を調べることで、かかりやすい病気、肥満タイプ、肌タイプなどの体質や身体的特徴が分かる。自分に合った病気の予防方法、ダイエット方法やスキンケアの選択が可能となる。
評価額ランキング上位企業のうち、GVE、HIROTSUバイオサイエンス、ispaceの3社が先月よりも累計資金調達金額を伸ばしている。GVEは、2021年3月から2022年1月にかけて3回の資金調達を登記簿で確認し、累計資金調達金額は6億9,000万円上昇。HIROTSUバイオサイエンスは、2022年に2度の資金調達を新たに確認。累計資金調達金額が先月よりも4億1,000万円増加している。また、ispaceは過去の2021年10月における2億5,000万円の資金調達と、2022年2月における新株予約権の行使を確認。累計資金調達金額は、先月の216億円から218億5,000万円に増加している。
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