2021年5月の想定時価総額ランキングでは、後払い決済サービス「Paidy」を提供するPaidyがユニコーン(21/5/21修正:ユニコーン企業は設立10年未満の企業が対象の為、2008年設立のPaidyは対象外)になった。想定時価総額は先月の712億円の2倍以上となる1,439億円に増加、順位は先月の12位から一躍、3位に浮上。Paidyが先月に発表した総額約132億円(1億2,000万ドル)の資金調達と、登記簿から確認した株式取得価額の上昇が今回の想定時価総額の増加に繋がった。また、Mobility Technologiesの想定時価総額も1,000億円を突破し、1,000億円超えの企業数は10社となった。Mobility Technologiesは、登記簿から4月における約100億円の調達を新たに確認。順位に変動はなかったものの、想定時価総額を先月の993億円から100億円伸ばし、1,000億円超えを果たした。2020年7月20日には、NTTドコモがMobility Technologiesへ100億円の出資を実施しており、その際にキャピタルコール行使等による追加出資を示唆していた。今回の100億円の調達は、キャピタルコール行使によるものだと推測され、Mobility Technologiesの想定時価総額の増加に繋がっている。他にも、Spiber、ビットキー、エクサウィザーズが先月から想定時価総額を伸ばしている。
TBMは2021年3月31日付けで総額36億2,000万円の長期融資契約を締結したことを発表。南都銀行を幹事行に、地方銀行10行によるシンジケートローンと、政府系金融機関(商工組合中央金庫、日本政策金融公庫)との協調融資による調達だ。これにより、同社の累計資金調達金額は173億8,000万円に達した。登記簿からビットキーの9億5,000万円の資金調達を新たに確認、累計資金調達金額は75億5,000万円となった。同社は2021年4月に日鉄興和不動産、東京建物と相次いで資本業務提携を締結。今後、東京建物が運営するオフィスビルで、ビットキーの技術「bitkey platform」や「workhub」を活用し、利用者に快適な体験の提携を目指す。また、同年5月にはパナソニックのハウジングシステム事業部とも資本業務提携を締結。住宅市場における商品・サービス開発で協業していく方針を示した。
スマートニュース、高齢者へのワクチン接種開始に合わせ『新型コロナワクチンチャンネル』開設 自分の接種時期に通知が届く「ワクチンアラーム」、かかりつけ医の予約開始がわかる「ワクチンマップ」などを提供。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000410.000007945.html(2021/04/13)
ispace、UAEドバイ政府宇宙機関MBRSCとペイロード輸送契約を締結。民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」の2022年に行われる予定のミッション1で、MBRSCが開発する月面探査ローバー「Rashid」を月に輸送する予定。https://ispace-inc.com/jpn/news/?p=1874(2021/04/14)
ネットプロテクションズ、インフキュリオンと国内外のBNPLサービス(Buy Now, Pay Later=後払い決済)の成長加速に向けた業務提携を発表。併せて、インフキュリオンを引受先とする第三者割当増資を実施した。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000235.000022451.html(2021/04/22)
エクサウィザーズ、エクスウェアを完全子会社化。AIプラットフォーム事業を一層強化し、AI実用化を加速していく。また、AI開発体制の強化とともに、「exaBase」の強化にも取り組む方針。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000030192.html(2021/04/26)
Preferred Networks、ENEOSと合弁会社の設立について合意。2021年夏を目途に、両社の知見をもとに開発した、新物質開発・材料探索を加速する高速の汎用原子レベルシミュレータをクラウドサービスとして提供する方針。https://www.preferred.jp/ja/news/pr20210427/(2021/04/27)STARTUP DBでは次月以降も引き続き、想定時価総額ランキングと主要トピックに関する記事をリリースしていく。