ランキングレポート

国内スタートアップ想定時価総額ランキング最新版(2020年5月)

2020-05-14
STARTUPS JOURNAL編集部
Editor
STARTUPS JOURNAL編集部

フィンテックのGVE、2500万ドルの資金調達に成功し、10位へランクイン

2020年5月の想定時価総額ランキングでは、5月3日に総額約2500万ドルの資金調達を実施した、フィンテックのGVEが10位に新規ランクイン。GVEは、英オックスフォード大学医学部小児科の特別戦略アドバイザーや、ミャンマー建国ファンドの最高経営責任者である房広治氏が代表を務める。同社は、中央銀行が発行するデジタル通貨の基盤となる安全性の高い技術"EXC"を使ったキャッシュレス決済のシステムの開発に特化した事業を展開する企業となっている。

ピックアップ企業

GVE

2020年5月に米ファンドのエボリューション・ファイナンシャルグループなどから総額約2500万ドル(約28億円)の資金調達を実施。同社の想定時価総額は2020年5月時点で558億円となり、上場準備にも乗り出す予定だ。

ランキング上位企業の新型コロナウイルス対応に関して

スマートニュース

「SmartNews日本版」が2020年2月16日から提供している新型コロナウイルスチャネルに、4月20日より、新機能「新型コロナウイルス情報マップ」の提供を開始。公表されている感染事例を、情報マップ上に視覚的に表示する仕組みである。この機能により、ユーザーは地理的な視点から自身の感染リスクについて知ることができる。

FiNC Technologies

2020年3月に開始した、自宅トレーニングや免疫対策レシピ、医師監修のアドバイスなどの情報を発信する「今こそ、カラダ」プロジェクトを、4月13日より法人向けにも展開。従業員の健康状態を定点観測できるアンケート、部門単位でのコミュニケーションに利用できるチャットルームも開設し、2020年5月31日まで無償で利用可能である。

プレイド

「KARTE」のウェブチャットの機能を主としたオンラインサポートの迅速な立ち上げ・開始を実現する「いますぐ始めるKARTEオンラインチャット」の提供を開始。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、あらゆる事業者の、非対面・オンラインでの対応強化をサポートすることを目的としており、2020年7月末までの期間、パッケージ利用料は無償となる。

ZMP

新型コロナウイルス感染症の軽症者などの宿泊療養施設における、物流支援ロボット「CarriRo®」による物資搬送ソリューションの提供を開始。軽症者向けの弁当配送やゴミの回収など物資搬送業務について、人員不足解消と感染リスク回避への貢献を目的としている。STARTUP DBでは次月以降も引き続き、想定時価総額ランキングと主要トピックに関する記事をリリースしていく。

【2025年上半期】国内スタートアップ投資動向レポート

日本のスタートアップは、世界の経済動向や技術の進化に対応しながら、状況を変化させている。2025年上半期の資金調達金額は速報値で3,810億円で着地し、未だ調達環境が良くなってきているとは言えず横ばいの状態だった。米国では、前期に続きAI関連企業への集中が顕著で、PitchBookのデータによると、2025年Q1時点でAIへの資金調達額は全体の約7割に達している。こうした環境の中で、日本の国際競争力を高めるために注力すべき成長産業は何か。本レポートでは、日本の成長産業の変化を捉え、今後の成長の可能性を分析する。これからの日本の経済成長の鍵を見出すために、本レポートが一助となれば幸いである。

RELATED JOURNEYS

関連記事

RELATED
JOURNEYS

関連記事