ランキングレポート

国内スタートアップ想定時価総額ランキング最新版TOP50(2020年1月)

2020-01-22
STARTUPS JOURNAL編集部
Editor
STARTUPS JOURNAL編集部

国内ユニコーン企業数6社に

2019年は国内ユニコーン企業数が6社に増えた。2018年時点では現在1位であるPreferred Networksと2018年に上場したメルカリの2社しかなかったことを考えると、日本のスタートアップの成長が著しいことがわかる。しかし、CB Insightsの調査によると、米国発のユニコーン企業は累計で150社を超えており、グローバルリーダーには程遠いのが現状だ。今回は国内スタートアップの想定時価総額を1位から50位までまとめた。ランキングに入っている各スタートアップの領域をみてみると、ディープテックが15社、SaaSが11社、フィンテックが9社であった。ディープテック領域の内、Preferred NetworksクリーンプラネットTBMTRIPLE-1の4社がユニコーンとなっており、国内ユニコーン企業数の2/3を占めている。SaaS領域ではKARTE運営のプレイド、HRMOSの運営の他、転職サイトBizReachの運営も行なっているビズリーチ、b-dash運営のフロムスクラッチSmartHRなどがランキング入りを果たしている。プレイドGoogleからの調達を、フロムスクラッチKKRゴールドマン・サックスなどから約100億円の調達を、SmartHRは UberやSlack、Lyftなどに投資を行なっているLight Street Capitalなどから61億5000万円の調達を実施しており、海外投資家からも注目されている。フィンテック領域ではリキッドグループがユニコーンに、そのほかにもOrigamiウェルスナビなどが見受けられた。STARTUP DBでは今後も想定時価総額のランキングレポートを出していく。その中でさらなるユニコーン企業が生まれ、世界へ羽ばたき、成長していく姿をこれからも注目していただきたい。

【2025年上半期】国内スタートアップ投資動向レポート

日本のスタートアップは、世界の経済動向や技術の進化に対応しながら、状況を変化させている。2025年上半期の資金調達金額は速報値で3,810億円で着地し、未だ調達環境が良くなってきているとは言えず横ばいの状態だった。米国では、前期に続きAI関連企業への集中が顕著で、PitchBookのデータによると、2025年Q1時点でAIへの資金調達額は全体の約7割に達している。こうした環境の中で、日本の国際競争力を高めるために注力すべき成長産業は何か。本レポートでは、日本の成長産業の変化を捉え、今後の成長の可能性を分析する。これからの日本の経済成長の鍵を見出すために、本レポートが一助となれば幸いである。

RELATED JOURNEYS

関連記事

RELATED
JOURNEYS

関連記事