スマートデバイスに特化したニュースアプリ「SmartNews」を運営するスマートニュースが、11月に新規で資金調達を実施した。8月に公表した31億円と合わせ、シリーズEラウンドでの合計調達金額が100億円、累計調達額が191億円に達した。これにより、先月の20位から大きく順位が上昇し、3位にランクイン。11月の調達は、ACA Investmentsと日本郵政キャピタルがリード出資を行い、グロービス・キャピタル・パートナーズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、電通が引受先である。調達した資金は、グローバル開発体制への移行のためのタレント採用や、事業成長に向けて積極的に活用していく方針だ。また、ペット専門メディア「PECO」を運営するPECOが約57億円を調達し、2019年累計調達金額を67億円とし8位に新規ランクインを果たした。続いて、資産運用ロボアドバイザー「WealthNavi」を提供するウェルスナビが約41億円の新規調達を実施し9位に、帳票基盤ソリューション「SVF」などを展開するウイングアーク1stが約49億円の調達により13位に新規ランクインした。
調達金額:57億円引受先:登記簿情報から推計しているため、不明
ペットと人のつながりを、新しい技術とアイデアでより深くすることを目標と掲げ立ち上げられたスタートアップ。同社は、”メディア関連事業”、”アニバーサリー関連企業”、”メディカル関連事業”の3つのサービス領域の元、ペットと人間の生活をサポートする。メディア関連の事業「PECO」では、ペットとの毎日がもっと楽しくなるをテーマに、可愛いペット動画や飼い方・病気に関する役立ち情報、ペットイベントの情報などを公開している。
調達金額:41億円引受先企業:DBJキャピタル/NECキャピタルソリューション/SMBCベンチャーキャピタル/みずほキャピタル/りそなキャピタル/オプトベンチャーズ/グローバル・ブレイン/ソニーフィナンシャルベンチャーズ/三井住友トラスト・インベストメント/千葉道場/東京大学協創プラットフォーム開発
誰もが世界水準の資産運用をできるようにするロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を開発するFinTechスタートアップ。「WealthNavi」は、世界水準の金融アルゴリズムに基づいた最適なポートフォリオを作成し、長期・積立・分散投資を、全自動で合理的に行ってくれるロボットアドバイザーサービスである。リリースから3年の2019年10月16日時点で、預かり資産1800億円、口座数24万口座を突破し、預かり資産とユーザー数において国内No.1のシェアを誇る。
調達金額:49億円引受先企業:データ・アプリケーション/Sansan/帝国データバンク
ソフトウェアやサービスを通じて企業の情報活用を支援する、to Bサービスを展開するスタートアップ。大きく分けて"帳票事業"、"BI事業"、"第三者データ提供サービス"の3つの事業を展開している。主軸は「帳票事業」で、伝票類や申請書類などの帳票の管理・作成を効率化し、顧客企業の生産性向上や運用合理化に貢献している。同社が提供する帳票基盤ソリューション「SVF」は、多くの大手企業や官公庁をはじめとした約2万社に導入されており、そのノウハウを生かした「SVA Cloud」や「SPA」などの関連製品・サービスも提供している。