コラム

本田圭佑さんの投資先スタートアップは?

2019-03-29
STARTUPS JOURNAL編集部
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スタートアップ界隈でも注目を集める、本田圭佑氏の投資先

Keisuke Honda。海外でもよく知られたこの名前をみなさんもご存知であろう。サッカーの国際大会にて3大会連続でゴールを決め、欧州の一流クラブACミランでも10番を背負った、日本が誇るプロサッカー選手だ。彼は今、サッカー選手としても活躍をする一方で、何足ものわらじを同時に履いている。サッカーの監督、サッカー教室のプロデュース、クラブチームのオーナーなどもそれらに含まれる。同時に多くのものごとを進めるなかで、本田圭佑氏(以下、本田氏)が積極的に行っているものの一つがスタートアップへの投資だ。本田氏は2016年に初めてスタートアップへの投資を実行し、現在は国内外合わせて15社のスタートアップに投資をしている。投資家として異色のキャリアをもつ彼は、VCなどとは違った目でスタートアップの世界を見ている違いない。今回は世界の一流アスリートとしても活躍する、本田氏から投資を受けた日本のスタートアップを紹介する。

本田圭佑の投資先スタートアップ

本田圭佑の投資先スタートアップ

http://www.kskangel.com/

フィナンシェgumiを創業し、東証一部へと上場させた経験をもつ國光氏によって設立。同社の運営するサービス「FiNANCiE」は夢を持つ人(ヒーロー)と夢を支援する人(ファン)が出会い、その実現に向けて一緒に活動していくコミュニティサービス。ファンはヒーローのカードを購入することによって一個人であるヒーローを支援することができ、カードの保有記録などはすべてブロックチェーンで記録される特徴を持つ。Asobicaコミュニティ活性化プラットフォーム「fever」を運営。コミュニティ内で独自の通貨を発行し、それを元にコミュニティ内におけるチケット売買ができたり、メンバーへの感謝の気持ちを伝えるなど、インセンティブなどの役割を果たす。Agribuddy途上国における農家の生産性を向上させるためのサービスを提供。Agribuddyが指定した作物の買い取り保証、資材やノウハウ提供、機材のレンタルなど、小規模農家が必要とするサービスをすべてパッケージ化して提供している。同サービスを通して農家の信用付けも行う。Bespo検索のいらない飲食予約サービス「ビスポ!」を運営。LINEから簡単に飲食店を予約できる。予約台帳サービスとも連携しているため、空いているお店のみおすすめされるのが特徴。ecboUber Japanを立ち上げた経験を持つ、工藤氏によって設立。荷物を預けたい人と荷物の置き場所がある飲食店などをマッチングするサービス「ecbo cloak」を運営している。JR東日本、西日本とタッグを組むことに成功しており、駅構内を預かり拠点として利用することも可能にしている。A.L.I.Technologiesドローン、ブロックチェーン、マイニングマシンの研究・開発や、それらに関連した技術のコンサルティング事業を展開。独自の製品も開発中で、ホバーバイクや大規模ブロクチェーンプラットフォームなどを手がけている。元コロプラ副社長でドローンファンドにてパートナーを務める千葉功太郎氏が社外取締役を務める。HRBrain人事評価管理クラウド「HRBrain」を運営。社会全体として、報酬や肩書による満足度が向上しない中で、やりがいに直結する目標管理を軸としてサービスを展開。リリースから約2年で300社の導入企業獲得にも成功している。マクアケサイバーエージェントグループの企業として設立され、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」を運営。競争が激化しつつある、クラウドファンディング市場において、飲食店、新製品、アニメのジャンルで累計資金調達額が最も多い。(同社調べ)ライフイズテックプログラミング教育を軸に事業を展開。地域や経済格差によるプログラミング教育格差の是正を目的としたプログラミング教育のSNS「MOZER」の開発も行い。海外での事業展開も推進する方針を取っている。オーマイグラス外資証券、経営共創基盤にて活躍した清川氏がスタンフォード大学ビジネススクール在学中に設立。自社ブランドのメガネを販売し、難しいといわれてきたメガネのECサービスを展開。2万種類以上のメガネから、返品無料かつ自宅で試着できることが大きな特徴。ダイバーシーズ文部科学省の無償留学プログラム「トビタテ! 留学JAPAN」に選抜された経験を持つ、洪英高氏によって設立。チャットで留学相談ができるサービスと、自宅の空き部屋を貸し出す、ホームシェアリングプラットフォームの運営を行う。WOTA異常気象による渇水、水不足や、水質汚濁など世界中にはびこる水問題をテクノロジーで解決すべく北川力氏、奥寺昇平氏、山田諒氏によって設立された。「RAIN BOX」「RAINBOX SHOWER」の2つの製品を主に開発し、水に関する問題を解決する。

挑戦という名のスタート

挑戦という名のスタート

本田圭佑氏はサッカー選手としてのキャリアを積んできたため、スタートアップ投資は全く未経験の領域であろう。しかし、初めての投資からわずか3年で、国内外問わず16社に投資。これは、大胆な挑戦といえるのではないか。しかし、投資によって成果を生むのが非常に難しいのがこの世界だ。日本で有名なベンチャーキャピタルのグロービス・キャピタル・パートナーズでさえ、投資先の上場率は20%を超えると言われており、本田圭佑氏の投資もうまくいくとは断言できない。ただこれだけは確実にいえる。投資をしなければ、成果を生む可能性はゼロだ。挑戦をしたからこそ、成功する可能性を見いだせる。どの領域でもそうではないだろうか。挑戦をしなければ、大きなことを成し遂げることはできない。人生も平凡なものになるだろう。挑戦をすることは誰にでもできる。平凡でない人生、もっと高みを目指したい、そんなことを思っている人は一歩未知の世界へと踏み出してはいかがだろうか。

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