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【6月第1週資金調達】多言語化サービス「WOVN.io」の運営・開発を行うWovn Technologiesが14億円調達など

2019-06-10
STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部
【6月第1週資金調達】多言語化サービス「WOVN.io」の運営・開発を行うWovn Technologiesが14億円調達など

注目の調達企業

Wovn Technologies

大学を卒業し、開発会社で車載機の開発を経験した後に、gumiにてソーシャルゲームの開発などを経験した林鷹治氏が2014年3月に創業。主な事業として、最短5分でWEBサイトを30ヶ国語化する「WOVN.io(ウォーブン ドット アイオー)」の開発・運営をしている。国や地域に囚われず、誰でも、どこの国からでもインターネットを使ったビジネスができるようにすることの実現を目指している。従業員の構成もグローバルで、CTOがアメリカ人で、社内の外国人の割合が6割となっている。

調達額:14億円調達先:Eight Roads Ventures Japan / NTTファイナンス / OKBキャピタル / オプトベンチャーズ / マイナビ / 近鉄ベンチャーパートナーズ

大学を卒業し、開発会社で車載機の開発を経験した後に、gumiにてソーシャルゲームの開発などを経験した林鷹治氏が2014年3月に創業。主な事業として、最短5分でWEBサイトを30ヶ国語化する「WOVN.io(ウォーブン ドット アイオー)」の開発・運営をしている。国や地域に囚われず、誰でも、どこの国からでもインターネットを使ったビジネスができるようにすることの実現を目指している。従業員の構成もグローバルで、CTOがアメリカ人で、社内の外国人の割合が6割となっている。同社のwebサイト多言語化サービス「WOVN.io」はその導入方法が3種類ほど用意されている。エンジニア向けの導入方法を用意しているのと同時にエンジニアではない人であっても簡単に導入できる方法を用意しており、導入時や運用時に役に立つドキュメントも充実させてある。ローンチ3年で導入実績は国内外合わせて10,000サイトほど、国内ではリクルートや東急電鉄などで導入されている。

Strand Therapeutics

革新的な遺伝子療法をプログラミングする初期段階のバイオテクノロジーを扱うスタートアップ。

調達額:6億3000万円調達先:Playground Global / ANRI / Alexandria

革新的な遺伝子療法をプログラミングする初期段階のバイオテクノロジーを扱うスタートアップ。 合成生物学分野のパイオニアや免疫療法の材料工学を専門家のチームによって開発された技術を基にしたプラットフォームを構築。合成生物学を利用して遺伝子治療をプログラミングすることにより、治療薬自体に判断能力を与えることができるという考えを、新興のmRNA治療薬の分野に適用しようと、独自のmRNA「プログラミング言語」を開発し、世界初の「考えるmRNA」療法のためのプラットフォームを構築。現在スタートアップの環境で働くことに意欲的で非常に優秀なメンバーを集め、急速にチームを拡大。 2019年6月Playground Globalをリード投資家として総額6.3億円のリード資金調達を実施。資金は本社チームの拡大、遺伝子治療パイプラインと合成生物学プラットフォームの開発に使用する予定。現在スタートアップの環境で働くことに意欲的で非常に優秀なメンバーを集め、急速にチームを拡大している。

スペースリー

東京大学大学院航空宇宙工学卒、経済産業省で6年間勤務した後、シカゴ大学大学院にてMBA取得した経歴を持つ森田和博CEOにより、2013年に設立されたスタートアップ。VR制作ソフトやVR関連メディアの運営、現代アートのオンラインサービスなど、新しい驚きや発見を提供する事をミッションとする。

調達額:4億円調達先:DBJキャピタル / DNX Ventures / アーキタイプベンチャーズ

東京大学大学院航空宇宙工学卒、経済産業省で6年間勤務した後、シカゴ大学大学院にてMBA取得した経歴を持つ森田和博CEOにより、2013年に設立されたスタートアップ。VR制作ソフトやVR関連メディアの運営、現代アートのオンラインサービスなど、新しい驚きや発見を提供する事をミッションとする。 主にVR関連の「Spacely」「Spacely Tips」や、現代アートオンラインサービス「club Fm」を運営する。「Spacely」は、VRコンテンツ作成編集ソフトであり、「Spacely Tips」では、顧客のVRの活用をメディアとして支援する。「club Fm」では、月額制で厳選されたアートのレンタルや、販売を行う。今後は、蓄積されたデータを活用すべく、「Spacely Lab」を設立しVR分野におけるAIの実用化を推進する。より多くの利用事業者が効果を実感できる360度VRのサービスを目指していく。 2019年6月にはDNX Ventures、アーキタイプベンチャーズ、DBJキャピタルよりシリーズAラウンドでの調達を実施。3社はシードラウンドからのフォローオンであり、資金調達額は累計約5億円に上る。

Sprocket

「おもてなしをデジタルで」を実現するプラットフォームを目指して事業を展開するスタートアップ。

調達額:2億8000万円調達先:XTech Ventures / キャナルベンチャーズ / セールスフォース・ドットコム

「おもてなしをデジタルで」を実現するプラットフォームを目指して事業を展開するスタートアップ。 企業のサイト改善・CV向上に貢献する統合Web接客プラットフォーム「Sprocket」を運営している。当サービスは、ユーザーのサイト上での行動(ページ閲覧、スクロール、クリック等)を活用して、カスタマージャーニーに合わせて最適なタイミングでポップアップを表示することができる。このような機能により、オンラインショップでも実店舗のように、お客さまの状況にあわせた声かけなど、Sprocketの技術とノウハウがオンラインの「おもてなし」を実現す。 2019年6月に、XTech Ventures、セールスフォース・ドットコム、Salesforce Ventures、キャナルベンチャーズにより、総額2.8億円の資金調達を実施し、プラットフォームの開発スピード、および市場拡大に向けた販売促進策を加速し、経営に貢献するプラットフォームへと成長を進めていく予定だ。

【2025年上半期】国内スタートアップ投資動向レポート

日本のスタートアップは、世界の経済動向や技術の進化に対応しながら、状況を変化させている。2025年上半期の資金調達金額は速報値で3,810億円で着地し、未だ調達環境が良くなってきているとは言えず横ばいの状態だった。米国では、前期に続きAI関連企業への集中が顕著で、PitchBookのデータによると、2025年Q1時点でAIへの資金調達額は全体の約7割に達している。こうした環境の中で、日本の国際競争力を高めるために注力すべき成長産業は何か。本レポートでは、日本の成長産業の変化を捉え、今後の成長の可能性を分析する。これからの日本の経済成長の鍵を見出すために、本レポートが一助となれば幸いである。