2019年1月30日に今年度1Qを終えたApple Inc. がプレスリリースを発表した。全体の売上高が予想を下回ったものの、サービス・Macおよびウェアラブルの売上高が新記録を達成した。
【2019年1Qの主な実績】・総売上高:843億1000万ドル(前年同期比5%減)・営業利益:233億4600万ドル(前年同期比13%減)・当期純利益:199億6500万ドル(前年同期比0.05%減)
iPhoneの売上高は前年比で15%減少した一方、その他すべての製品およびサービスの売上高は19%増大。サービスの売上高は過去最高の109億ドルと、前年比で19%アップとなった。Macならびにウェアラブル、ホームおよびアクセサリーの売上高も過去最高となり、それぞれ9%と33%の増大。また、iPadの売上高は17%の増大となった。
「売上高が予想を下回ったことは残念だったが、私たちは長期的な観点で経営をしており、今期の業績は当社のビジネスの根底にある強みが深く広く根ざすことを示している。また当社製品が実際に使われているアクティブインストールベースは第1四半期に14億台と、過去最高となり、世界各地で成長していることがわかる。これは私たちのお客様の満足と忠誠を何よりも証明するものであり、急成長している私たちの大きなエコシステムのおかげでサービス部門の業績も過去最高となっているのだ。」
「10~12月期、当社は非常に強い267億ドルの営業キャッシュフローを生み出し、EPSも4.18ドルと、過去最高となった。また配当金と自社株買いを通じて130億ドル以上を株主に還元した。当四半期末時点での当社の純キャッシュバランスは1,300億ドルあり、今後もネットキャッシュニュートラルなポジションを目指す。」*Appleの取締役会は、同社の普通株式一株当たり0.73ドルの現金による配当を宣言した。配当金は2019年2月11日の市場取引終了時点で株主名簿に記載されている株主を対象に、2019年2月14日に支払われる。