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【2019年1QIRレポート Apple】iPhone売上低迷も他部門は売上新記録を達成

2019-02-08
STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部
2019年1月30日に今年度1Qを終えたApple Inc. がプレスリリースを発表した。全体の売上高が予想を下回ったものの、サービス・Macおよびウェアラブルの売上高が新記録を達成した。

2019年1月30日に今年度1Qを終えたApple Inc. がプレスリリースを発表した。全体の売上高が予想を下回ったものの、サービス・Macおよびウェアラブルの売上高が新記録を達成した。

業績ハイライト

【2019年1Qの主な実績】・総売上高:843億1000万ドル(前年同期比5%減)・営業利益:233億4600万ドル(前年同期比13%減)・当期純利益:199億6500万ドル(前年同期比0.05%減)

他ハイライト

iPhoneの売上高は前年比で15%減少した一方、その他すべての製品およびサービスの売上高は19%増大。サービスの売上高は過去最高の109億ドルと、前年比で19%アップとなった。Macならびにウェアラブル、ホームおよびアクセサリーの売上高も過去最高となり、それぞれ9%と33%の増大。また、iPadの売上高は17%の増大となった。

CEO ティム・クック氏

「売上高が予想を下回ったことは残念だったが、私たちは長期的な観点で経営をしており、今期の業績は当社のビジネスの根底にある強みが深く広く根ざすことを示している。また当社製品が実際に使われているアクティブインストールベースは第1四半期に14億台と、過去最高となり、世界各地で成長していることがわかる。これは私たちのお客様の満足と忠誠を何よりも証明するものであり、急成長している私たちの大きなエコシステムのおかげでサービス部門の業績も過去最高となっているのだ。」

CFO ルカ・マエストリ氏

「10~12月期、当社は非常に強い267億ドルの営業キャッシュフローを生み出し、EPSも4.18ドルと、過去最高となった。また配当金と自社株買いを通じて130億ドル以上を株主に還元した。当四半期末時点での当社の純キャッシュバランスは1,300億ドルあり、今後もネットキャッシュニュートラルなポジションを目指す。」*Appleの取締役会は、同社の普通株式一株当たり0.73ドルの現金による配当を宣言した。配当金は2019年2月11日の市場取引終了時点で株主名簿に記載されている株主を対象に、2019年2月14日に支払われる。

2019年度2Q業績予想

  • 売上高:550億ドルから590億ドル
  • 売上総利益率:37%から38%
  • 営業費用:85億ドルから86億ドル
  • その他の収入(費用):3億ドル
  • 税率約:17%

参照:Apple Reports First Quarter Results

【2025年上半期】国内スタートアップ投資動向レポート

日本のスタートアップは、世界の経済動向や技術の進化に対応しながら、状況を変化させている。2025年上半期の資金調達金額は速報値で3,810億円で着地し、未だ調達環境が良くなってきているとは言えず横ばいの状態だった。米国では、前期に続きAI関連企業への集中が顕著で、PitchBookのデータによると、2025年Q1時点でAIへの資金調達額は全体の約7割に達している。こうした環境の中で、日本の国際競争力を高めるために注力すべき成長産業は何か。本レポートでは、日本の成長産業の変化を捉え、今後の成長の可能性を分析する。これからの日本の経済成長の鍵を見出すために、本レポートが一助となれば幸いである。