国内の成長産業やスタートアップに関する幅広い情報を収集・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、スタートアップニュースサマリーを配信している。
・タクシー・ライドシェアサービスの運営を行うnewmo、シリーズA追加ラウンドで63億円を調達!観光地としての需要に対応する交通手段の提供を目指すそう。
・在宅型の血糖センサ×行動変容アプリを開発する東京大学発のProvigate、総額20億円を調達!糖尿病予防および生活の質向上の実現に向けた取り組みを強化するそう。
・B2B特化型VCのArchetype Ventures、3号ファンドで155億円を調達!ファンド規模の拡大に伴いチーム体制と支援内容も強化する予定だ。
タクシー・ライドシェアサービスの運営を行うnewmoは、2024年10月31日にシリーズA追加ラウンドで63億円の資金調達を実施したと発表した。今回の調達でシリーズAラウンドの累計資金は167億円、創業以来の累計調達額は187億円に達しているという。
同社は2024年1月に設立され、地域交通の課題解決に取り組むスタートアップである。タクシー事業のデジタル化や業務効率化に加え、環境に配慮した持続可能な地域交通の実現を目指し、M&Aを通じて各地で事業を拡大している。大阪では、タクシー会社の岸交や未来都の経営権を取得し、タクシー車両600台以上と1,000人を超える従業員を擁する体制を構築した。2024年7月からは大阪で日本版ライドシェアの運行も開始し、翌月にはライドシェアドライバー向けの車両リースサービスも提供するなど、地域交通サービスの幅を広げている。
さらに、年内に大阪の一部地域でタクシー配車アプリの提供を開始する予定であり、既存の拠点である軽井沢御代田に続き、新会社設立地の名古屋、沖縄でもタクシー事業の拡大を図るという。名古屋では、スタートアップ支援施設「STATION Ai」を活用した東海地域での展開を進め、沖縄ではタクシー参入規制緩和を契機に、観光地としての需要に対応する交通手段の提供を目指すそう。
在宅型の血糖センサ×行動変容アプリを開発するProvigateは、糖尿病予防と健康管理支援を目的に、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「ディープテック・スタートアップ支援事業(DMPフェーズ)」に採択され、12億円の助成金を獲得した。また、シスメックスや次世代地域ヘルスケア産業活性化投資事業有限責任組合などの新規投資家から8.3億円の出資を得て、総額20億円の資金調達を実施した。
2015年創業の同社は、血糖値を精度高く反映するグリコアルブミン(GA)測定に注目し、在宅で使用できる小型検査機器や行動支援アプリを開発している。週次のGA測定を郵送検査サービス「glucoreview®」で提供し、糖尿病患者や予備群の行動変容をサポートする。これまでに東京大学をはじめとする産官学連携を通じて、血糖モニタリングの社会実装と国際標準化を目指している。
今回の調達により、GA測定用検査機器の量産体制構築や臨床研究が一層加速される予定だという。さらに、自己資金を活用して「glucoreview®」の提供範囲を広げ、糖尿病予防および生活の質向上の実現に向けた取り組みを強化するそう。
B2B Techに特化したSeed/Early Stageのベンチャーキャピタルであるアーキタイプベンチャーズは、2024年10月31日、新たにArchetype Ventures3号投資事業有限責任組合の組成を完了したと発表した。このファンドは、日本の投資事業有限責任組合制度に基づいて組成され、シードからアーリーステージのB2Bスタートアップ企業を主な対象とする。ファンド組成後、すでに16社への投資を実行しており、総運用額は累計で240億円に達した。
アーキタイプベンチャーズの投資方針は、売上モメンタムがまだ形成されていないが、高いポテンシャルを秘めたSeed Plusステージの企業に注力する点に特徴がある。同社は起業家やスタートアップ出身のメンバーで構成されており、資金提供にとどまらず営業支援や組織構築、戦略アドバイスなど幅広い支援を行うことで、起業家に最も近い存在でありたいとしている。さらに、新たに向川恭平氏がジェネラルパートナーとして参画し、グローバルな視点を取り入れた体制強化も行った。
3号ファンドでは、1社あたりの投資額を従来より増加させ、継続的な成長支援に重きを置く方針だ。B2B分野では、AIやSaaSに加え、ヘルスケアやディープテックなど幅広い領域への投資を目指しており、ファンド規模の拡大に伴いチーム体制と支援内容も強化する予定である。
調達額:63億円
調達先:ANRI / Axiom Asia Private Capital / B Dash Ventures / Bonds Investment Group / Coral Capital / DCMベンチャーズ / DIMENSION / Eight Roads Ventures Japan / グロービス・キャピタル・パートナーズ / GMO VenturePartners / Headline Asia / HIRAC FUND1号投資事業有限責任組合 / MPower Partners Fund L.P. / NOBUNAGAキャピタルビレッジ / SBIインベストメント / SMBCベンチャーキャピタル / Spiral Capital / W ventures投資事業有限責任組合 / X&KSK Fund / グローバル・ブレイン / 慶應イノベーション・イニシアティブ / 静岡キャピタル / ジャフコグループ / 南都キャピタルパートナーズ / みずほキャピタル / 三菱UFJイノベーション・パートナーズ / 日本産業アドバイザーズ
備考:シリーズAラウンド / シリーズAラウンドの累計調達額は167億円 / 創業以来の累計資金調達額は187億円
調達額:20億円
調達先: アインホールディングス / シスメックス / スパークス・グループ / 国立研究開発法人科学技術振興機構 / 次世代地域ヘルスケア産業活性化投資事業有限責任組合 / 豊田合成
備考:他個人投資家を含む / 助成金と合わせ総額20億円の調達 / 株式資金調達は8億3,000万円
調達額:20億円
調達先: 三井住友銀行(リード) / りそな銀行 / 商工組合中央金庫
備考:三井住友銀行をアレンジャーとしたシンジケート方式によるコミットメントライン契約 / 契約期間は2024年10月から1年間
調達額:17億円
調達先:未来創生3号投資事業有限責任組合(リード) / OUVC2号投資事業有限責任組合 / KVIF-Ⅰ投資事業有限責任組合 / KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合 / JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 / 日本ゼオン / 合同会社富士通ベンチャーズファンド / MEイノベーション投資事業有限責任組合
備考:シリーズB2ラウンド / KDDI、京セラと資本業務提携 / 三井住友銀行と5億円のコミットメントライン契約を締結
調達額:10億円
調達先:富士ソフト
備考:累計調達額68億3,000万円
同社が開発する第4世代画像鮮明化アルゴリズムを活用したASICチップ化プロジェクト(LISr-ISP SoC)の推進を加速させていく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000066414.html (2024/10/28)
両社との強固なパートナーシップのもと協業を進め、統合型SXプラットフォームであるサステナビリティERP「booost Sustainability Cloud」の普及拡大を進め、サステナブル経営の推進に貢献する方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000056793.html (2024/10/29)
ドゥーファのCXO人材紹介およびHRコンサルティングのノウハウを活用し、企業のガバナンスと経営基盤の構築支援を強化する方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000090278.html (2024/11/01)
M&A発表日:2024/10/31
取得日:非公表
買収額:非公表(買収金額と増資の総額は50億円超)
買収先:三菱地所
M&A発表日:2024/10/31
取得日:2024/11/08
買収額:10億1,500万円(株式の73.06%を取得)
買収先:INFORICH
M&A発表日:2024/10/31
取得日:2025年1月(予定)
買収額:非公表
買収先:テー・オー・ダブリュー
M&A発表日:2024/10/31
取得日:2024/11/01
買収額:5億1,100万円(全株式取得)
買収先:インコム・ジャパン
M&A発表日:2024/11/01
取得日:2024/10/31
買収額:非公表(株式の90%を取得)
買収先:ホームネット
【新規上場承認企業】
上場承認日:2024/10/31
上場予定日:2024/12/04
上場承認日:2024/11/01
上場予定日:2024/12/09
【新規上場企業】
上場日:2024/10/28
公開価格:850円
初値:1128円(公開価格比:+278円、+32.70%)
時価総額初値:44億6,300万円
上場日:2024/10/29
公開価格:1,500円
初値:2,285円(公開価格比:+785円、+52.33%)
時価総額初値:34億93,00万円