「シェアでんき」を提供するシェアリングエネルギーが40億円の調達。天王洲をスタートアップが集まる街へ。寺田倉庫による「Isle of Creation TENNOZ」が始動。【最新スタートアップニュース】

国内の成長産業やスタートアップに関する幅広い情報を収集・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、スタートアップニュースサマリーを配信している。

太陽光の第三者所有サービス「シェアでんき」を提供するシェアリングエネルギーが40億円の調達

住宅用太陽光発電システムをはじめとする蓄電池設置を推進し、エネルギーの自家消費・地産地消を促進するシェアリングエネルギーが、4月18日にシリーズBラウンドで総額40億円を調達したと発表した。

この調達は、東芝テック、三菱UFJ信託銀行、K4 Venturesなどをはじめとした計11社からの第三者割当増資と、みずほ銀行 との融資契約、及びみずほ銀行をアレンジャーとしたシンジケートローン、三井住友トラスト・パナソニックファイナンスとの融資契約によるものである。

国内外において、昨今再生可能エネルギーの需要が高まりを受け、シェアリングエネルギーが提供している太陽光の第三者保有サービス「シェアでんき」は、電気代の削減のみならず脱炭素を推進する企業のリブランディングへの需要が高まっているという。現在このサービスは、全国で17,000件（2024年3月時点）を超える契約があるそう。
今回の調達により、今後の「シェアでんき」のサービス品質の向上や提供範囲の拡充、及び設備投資を進めていくという。

ローカルサービス市場のオンライン化に取り組むZehitomoが、シリーズCで11億円を調達

仕事を依頼したい人と、専門職のフリーランスや中小企業をつなげるマッチングプラットフォーム「ゼヒトモ」を運営するZehitomoが、シリーズCにおいて11億円の資金調達を完了したと発表した。
4月17日にリード投資家として台湾のDarwin Venture Managementが参画。韓国のKakao investment、りそなキャピタルとともに新規の引受先となったという。
中小企業やフリーランスにとっての集客・販路の開拓を促進させるために2015年より開始したこのサービスは、利用する事業者数が延べ10万人、登録ユーザーは100万人のサービスまで成長したそう。

今回の調達によりZehitomoプラットフォームのUI/UXの改善に取り組み、総合的なマッチングサービスとしてローカルサービス市場全体の改善に取り組むという。

東京・天王洲をスタートアップが集まる街へ。寺田倉庫がインキュベーション施設「Creation Camp TENNOZ」の1期生募集を開始。

寺田倉庫は、水辺とアートの街をビジネスイノベーション拠点とするプロジェクト「Isle of Creation TENNOZ」を開始したと4月17日に発表した。

「Isle of Creation TENNOZ」は、主にシード期を対象にしたスタートアップの成長を支援するインキュベーション事業「Creation Camp TENNOZ」と、スタートアップが成長する過程で必要となるオフィスや共有施設を提供するワークプレイス事業「Creation Hub TENNOZ」の2つで構成しているという。

プロジェクトの第一弾として、倉庫空間をリノベーションしたインキュベーション施設「Creation Camp TENNOZ」の1期生募集を開始。オフィスとしての施設利用は2年間無償、寺田倉庫からの1社1,000万円の出資、投資家や事業会社のメンターなど、主にシード期のスタートアップを対象にサポートを提供していくそう。

注目の資金調達企業

シェアリングエネルギー

調達額：40億円
調達先(第三者割当増資)：東芝テック / 三菱UFJ信託銀行 / K4 Ventures / 住友商事 / AGキャピタル / TIS / 八十二サステナビリティ1号投資事業有限責任組合 / GMO VenturePartners / 信金キャピタル / 日本海ラボ / 他1社
調達先(融資)：みずほ銀行 / 三井住友銀行 / 埼玉りそな銀行 / 商工組合中央金庫 / 三井住友トラスト・パナソニックファイナンス
備考：シリーズBラウンド / 累計調達額は121億9,000万円

Zehitomo

調達額：11億円
調達先：Darwin Venture Management(リード) / Kakao Investment / DG Daiwa Ventures / 環境エネルギー投資 / りそなキャピタル / および複数の投資家

KiteRa

調達額：10億円
調達先：あおぞら企業投資 / 静岡銀行 / みずほキャピタル / 日本政策金融公庫 / 三井住友銀行
備考：累計調達額は30億円

ウタイテ

調達額：10億円
調達先：グロービス・キャピタル・パートナーズ(リード) / ジャフコグループ / 前澤ファンド / ごうぎんSkyland Next Fund 1号投資事業有限責任組合 / Z Venture Capital / DIMENSION / Tycoon Capital / MIXI / XTech Ventures / W / ユナイテッド / その他複数投資家
備考：累計調達額は16億円

メドメイン

調達額：8億5,000万円
調達先：PSP / ミガロホールディングス / ニコン / エンジェルナビ / 福山太郎 / 個人投資家
備考：シリーズA2ラウンド / 累計調達額は20億5,000万円

注目のスタートアップニュース

推しメーター

星野リゾートBEBとのコラボを実現！”世界中の推し活が集まる”推し活教え合いアプリ『推しマップ』リリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000128608.html(2024/4/17)

寺田倉庫

天王洲をスタートアップが集まる街へ。寺田倉庫、水辺とアートの街で「Isle of Creation TENNOZ」を始動
https://www.terrada.co.jp/ja/news/14480/(2024/4/17)

ヤンマーベンチャーズ２号投資事業有限責任組合

ヤンマーベンチャーズ、2号ファンド設立により　スタートアップへの投資を拡大
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000141344.html(2024/4/18)

資本業務提携ニュース

ギフトモール × ヤマダホールディングス

この提携により、ヤマダホールディングスの店舗網、物流網との連携強化や、両社の知見を活かした新たなオリジナル商品開発等を視野に入れて、新たな感動体験を生み出していくという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000048025.html(2024/4/15)

CIA × セキュア

この提携により、セキュアの技術と営業力・拡販力を使い、「あいシェア」の導入拡大を目指していくという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000052942.html(2024/4/16)

Relic × プロフィナンス

この提携により、Relicグループの持つ新規事業支援体制を事業シミュレーション面からサポートし、より確度の高い新規事業の立案・推進ができる体制を構築していくそう。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000052448.html(2024/4/17)

Piezo Sonic × 長瀬産業

この提携により、更なる開発力強化を進めていくという。

https://www.nagase.co.jp/assetfiles/uploads/20240417_GCD_01.pdf(2024/4/17)

M&Aニュース

弁護革命

M&A発表日：2024/04/17
取得日：2024/05/01
買収額：非公表（全株式を取得）
買収先：弁護士ドットコム

IPOニュース

【新規上場企業】

Will Smart

上場日：2024/04/16
公開価格：1,656円
初値：1,580円（公開価格比：-76円、-4.58%）
時価総額初値：22億8,100万円